Webエンジニア?Webデザイナー?

Webエンジニアはデスマーチが恐怖

恐怖のデスマーチ

恐怖のデスマーチ

プロジェクトを進行している最中に何らかのトラブルが発生してしまうと、それまで順調だった日々が一転し、寝る間もないほど忙しくなってしまうことがあります。そのような大変な状況を「デスマーチ」と呼びます。直訳すると「死の行進」という何とも恐ろしげな言葉になりますが、そのような言葉がぴったりくるぐらいの激務に襲われてしまった時の対処法などをご紹介します。

なぜデスマーチが起こるのか

デスマーチになってしまう原因として多いのが、そもそもプロジェクトを円滑に進められるような条件が整っていないというケースです。Web開発の場合、Webデザイナーがサイトやアプリケーションのデザインを終えた後にWebエンジニアがプログラミング言語を用いて動きをつけていくことになります。それぞれ役割には違いがあるため、双方の連携がうまくできていないと流れが引き継げず作業全体が非効率的になってしまいます。それだけでもかなりの時間をロスしてしまい、進んでは戻りを繰り返すという最悪の流れができてしまう場合もあります。
また、それ以前にプロジェクトメンバーの人材不足やスキル不足などを解決しないまま身の丈に合わないプロジェクトを引き受けてしまうことで現場が混乱することがありますが、そのような場合は起こるべくして起こったデスマーチとも言えるでしょう。人も技術も問題ないのにデスマーチになってしまうならプロジェクトメンバー間でのコミュニケーションが十分に取れていないことが原因とも考えられます。これらのことからもプロジェクトを計画通りに進めていくためには、技術面だけでなく人間関係や人材確保など、多角的な条件がきちんと揃っている必要があることがわかります。

デスマーチという経験

プロジェクトを進めるにあたって、デスマーチにならない方がいいことは間違いありませんが、もしそのような状況になってしまったのであればその問題についていかに冷静に物事を判断し、起きてしまった問題をどうクリアしていくことができるのかを勉強するいい機会と捉えることもできます。1人で悩みを抱え込んでしまっていても物事は好転しませんが、誰かと悩みを共有したり話を聞いてもらったりすると気持ちが楽になるだけでなく、問題を言葉に出すことによって解決方法が見えてくるきっかけになる可能性もあります。大きなトラブルという経験は、解決することさえできればいい経験としてその後のキャリアに活かすことができます。ITの開発現場では思わぬトラブルがいつ起こるかわかりませんが、デスマーチを乗り越えた経験があれば必ずその場を何とかすることができるという自信にもなるでしょう。